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SSCNETV/H用 光ファイバケーブル

注意事項

ご使用前に、「ユーザーズマニュアル」を必ずお読みくださるようよろしくお願いいたします。

ご使用にあたって
  • 使用温度範囲外で使用しないでください。
    • 光ファイバは高温環境下に長時間放置したり、熱ストレスが加わったりした場合、光学特性が劣化することがあります。CVケーブル、温水配管等、高温になる可能性のあるものには接触させないようにしてください。
      また、高温の蒸気が噴き出す恐れのあるような場所等にも布設しないでください。光ケーブルの布設経路設計時には、使用温度範囲を考慮してルートや工法を決定してください。
  • 許容曲げ半径以下では使用しないでください。
    • 許容曲げ半径以下の取扱いによって、光ファイバが断線したり光学特性が劣化したりすることがあります。
      また、直ちに光ファイバが断線したり光学特性が劣化したりしなくとも、長期的には悪影響が出ることがあります。特に光コネクタ首部でコード部分を急激に曲げることは避けてください。光ケーブルの布設経路設計時やそれを収める筐体を設計する際には、許容曲げ半径を考慮して、工法や、管路・ダクト・トラフの大きさ、筐体の大きさを決定してください。
  • 直射日光にはあてないでください。
    • 直射日光があたる場所で使用した場合、光学特性が劣化することがあります。
      屋内環境化であっても、直射日光のあたる場所には布設しないでください。
  • 側圧が加わらないように使用してください。
    • コード・ケーブル部に側圧を加えると、光ファイバが断線したり光学特性が劣化することがあります。
      また、直ちに光ファイバが断線したり光学特性が劣化したりしなくても、長期的には悪影響が出ることがあります。コード・ケーブル部の強い結束や、他のケーブルの上積み等、光ケーブルに常時側圧がかかるような布設形態が避けられるように、ルートや工法を決定してください。
  • 光ケーブルをねじらないでください。
    • ねじりは伝送損失の増加や断線の原因となります。5m当たり1回転以上ねじらないようにしてください。
  • コネクタの上に物を乗せないでください。
    • コネクタの上に物を乗せたり、工具などで挟むなどすると伝送損失が増えたり、断線したりするおそれがあります。
  • 溶剤や油が付着しないようにしてください。
    • コード部に溶剤や油が付着すると、光学特性、および機械特性が低下することがあります。
      そのような環境下で使用する場合には、コード部を、溶剤・油が付着しないよう保護してください。
  • コネクタ端面を裸のまま放置しないでください。
    • コネクタ端面に傷や埃が付くと伝送損失が増加します。使用しない時は、付属のダストキャップを取付けてください。
      接続する際には、コネクタ端面を、アルコールを染み込ませた新しいガーゼ等で拭いてください。
  • コネクタ接続部、コネクタ首下部に力を加えないでください。
    • コネクタ接続部、コネクタ首下部に力を加え、高い張力、ねじり、屈曲を発生させると、伝送損失が増えたり、断線したりするおそれがあります。
  • 一般のごみと一緒に捨てないでください。
    • 光ファイバケーブルは一般のごみと一緒に捨てることはできません。産業廃棄物として処理してください。
布設工事にあたって
  • 布設経路について
    • 布設経路にはできるだけダクト又はケーブルラックをご使用ください。電線管などの管路の場合は、コネクタ等の寸法を考慮した管径を選定してください。
      また、管路途中にプルボックスを設ける場合は、ケーブルの許容曲げ半径を満足するものを選定してください。布設経路はできるだけ専用としてください。他のケーブルと共有する場合は、光ファイバケーブルを最後に布設してください。布設は水や油などの侵入、適応周囲温度外の高低温などの無い経路としてください。
  • 管路の場合
    • 中心テンションメンバにプーリングアイを固定してけん引してください。
  • 延線時の注意事項
    • ケーブルの引張速度は10m/分以下とし先端けん引してください。
      また、ケーブルにかかる張力が均一になるようにし、許容張力の1/2以下で延線してください。延線時の曲げ半径は許容曲げ半径の2倍以上としてください。
  • 許容張力に対する保護
    • 布設時は必ずケーブルの中心テンションメンバを引っ張るようにしてください。
      また、ケーブルに常時張力がかかるような布設形態は避けてください。垂直に布設する場合や架空配線工事の場合、無荷重で支持してください。
  • コネクタ部分の保護
    • コネクタ部分は折り曲げずに、ビニールホースやプーリングアイなどで保護して布設してください。
      また、衝撃や引張力に非常に弱いため、引張らないでください。

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