機器を部品単位まで分解し点検・清掃作業や劣化部品の交換
導入時の性能に近づけます。
オーバーホール対象機種
インバータ
交換部品 | 交換推奨時期 |
---|---|
冷却ファン | 2~3年 ※機種による ※A700,F700P以降のシリーズでは設計寿命10年 |
主回路平滑用 コンデンサ |
5年 ※機種による ※A700,F700P以降のシリーズでは設計寿命10年 |
プリント基板上 コンデンサ |
5年 ※機種による ※A700,F700P以降のシリーズでは設計寿命10年 |
ACサーボ
交換部品 | 交換推奨時期 | |
---|---|---|
アンプ | 冷却ファン | 2~3年 |
主回路平滑用 コンデンサ |
5~10年 ※機種使用環境による |
|
プリント基板上 コンデンサ |
5年 | |
バッテリ | 3年 ※使用状況による |
|
モータ | オイルシール | 5,000時間 |
ベアリング | 30,000時間 | |
検出器 | 20,000~30,000時間 |
シーケンサ
交換部品 | 交換推奨時期 |
---|---|
バッテリ | 5年 ※使用状況による |
電源回路平滑用 コンデンサ |
5年 |
出力回路リレー類 | 開閉電流、開閉頻度による |
ヒューズ | 10年 |
無停電電源装置(UPS)
交換部品 | 交換推奨時期 |
---|---|
バッテリ | 3~5年(周囲温度20℃) ※周囲温度による |
冷却ファン | 5年 |
- ※
- バックアップ時間は、バッテリの劣化(使用環境、放電回数などに大きく影響)により変動します。
電動機
交換部品 | 交換推奨時期 |
---|---|
ベアリング | 30,000時間 |
- ※
- 分解点検、洗浄・清掃、消耗部品取替え、絶縁補強(ワニス処理)、組立・調整・試運転を行います。
真空遮断器(VCB)
交換部品 | 交換推奨時期 |
---|---|
真空バルブ | 使用年数:15~20年 開閉回数:10,000回 |
- ※
- 点検の結果、補助接点、畜勢モータなど劣化による交換や機構部の注油を行います。
非常用発電機
交換部品 | 交換推奨時期 |
---|---|
エンジンオイル | 1年 |
エンジン冷却水 及び不凍液 |
1年 |
鉛バッテリ | 7年 |
- ※
- 使用時間によりオイルフィルタエレメントや燃料フィルタエレメント交換も行います。
パウダクラッチ・ブレーキ
交換部品 | 交換推奨時期 |
---|---|
パウダ | トルクが初期から30%以上 低下した時点 |
- ※
- 分解し、シール関係や消耗部品取替え、メンバ面の修正なども行います。
ロボット
交換部品 | 交換推奨時期 |
---|---|
ロボット本体部 (機構部) |
サーボON時間 24,000時間 |
ロボットコントローラ部 (制御部) |
サーボON時間 36,000時間 |
オーバーホールの必要性
安定稼働を継続するためには、点検と耐用年数での部品・製品交換を計画的に行う予防保全が有効です。故障による生産ロスの削減、中長期的な生産性向上にも繋がります。
保有設備・機械の安定運転維持(バスタブ曲線図参照)に保守点検プロセスが重要となります。
バスタブ曲線
バスタブ曲線(故障率曲線)とは、時間の経過によって起こる機器の故障の割合の変化をしめすグラフで、グラフの形状が浴槽に似ていることから、「バスタブ曲線」と呼ばれる。
「初期故障期」:故障率が減少する
「偶発故障期」:故障率が安定する
「摩耗故障期」:故障率が増加する
- メーカー部品を保有メーカー推奨部品を保有し、劣化状況により部品交換を行います。
- フレキシブルなオーバーホール対応お客様のご要望により、現地対応または弊社持ち込みで対応いたします。