産業用光メディアコンバータ DMC-1000SL-DC
産業用光メディアコンバータ
DMC-1000SL-DC
概要
ギガビットイーサネットの光信号を再生中継し、
CC-Link IE コントローラネットワークの
通信距離を拡大することが可能です。
CC-Link IE コントローラネットワークの
通信距離を拡大することが可能です。
特長
- 特長@CC-Link IEコントローラネットワークにおける通信距離の拡大が可能です。
- 特長A1000BASE-SXユニットと1000BASE-LXユニットの通信を実現します。
- 特長B3R再生方式の低ジッタ伝送により、4段までのカスケード接続が可能です。
- 特長Cリンクパススルーに対応しているため、断線時にCC-Link IE Controlのループバック機能が使用できます。
- 特長DUL、CE規格取得済みのため、欧米、欧州への輸出も可能です。
基本構成
CC-Link IE コントローラネットワーク通信構成例
局間距離が550m以上離れている場合(工場A ⇔ C間、工場B ⇔ C間)、その間に本製品を2台入れ、シングルモード光ファイバケーブルを接続することにより、局間距離を最大15kmに拡大させることができます。

構造

OPT1ポート | シングルモード光ファイバケーブルで、DMC-1000SL-DCあるいは 1000BASE-LX対応ユニットと接続します。 |
OPT2ポート | マルチモード光ファイバケーブルで、1000BASE-SX対応ユニットと接続します。 |
電源端子台 | 電源ケーブル及びFG線を配線しDC24V電源を投入します。 |
DINレール取付足 | DINレール(35mm)への取付けが可能です。 |
仕様
■一般仕様
項目 | 仕様 |
---|---|
使用周囲温度 | -10℃〜55℃ |
使用及び保存湿度 | 95%RH以下(結露なきこと) |
外形寸法 | W31mm×H95mm×D90mm(DINレール取付足、電源端子台含む) |
質量 | 250g(DINレール取付足、電源端子台含む) |
使用環境 | 盤内 |
安全規格 | UL、CE、FCC Part15 ClassB、VCCI ClassB |
■電源仕様
項目 | 仕様 |
---|---|
電源仕様 | DC24V(DC20.4V〜26.4V) |
消費電流 | 200mA |
消費電力 | 4.5W以下 |
■詳細仕様
項目 | |||
---|---|---|---|
OPT1ポ−ト | OPT2ポ−ト | ||
準拠規格 | IEEE802.3z Gigabit Ethernet (1000BASE-LX) |
IEEE802.3z Gigabit Ethernet (1000BASE-SX) |
|
伝送方式 | 全二重方式 | ||
インタフェース | 送・受信コネクタ各1ポート(計2ポート) | ||
適用ケーブル | 種類 | 1000BASE-LX対応 シングルモード光ファイバケーブル |
1000BASE-SX対応 マルチモード光ファイバケーブル コア/クラッド:50/125μm (帯域500MHz・km以上,λ=850nm) |
コネクタ | 2連LCコネクタ(IEC61754-20準拠) | ||
研磨方法 | PC, SPC, AdPC, UPC研磨 | PC, SPC研磨 | |
結線 | クロス結線(片端のA側コネクタは、もう一方のB側コネクタと接続) | ||
当社形名 | 別途お問い合わせください | QGシリーズ | |
発光中心波長 | 1270〜1360nm | 830〜860nm | |
発光レベル | -10.0dBm〜-3.0dBm | -9.5dBm〜-1.5dBm | |
受光レベル | -20.0dBm〜-3.0dBm | -17.0dBm〜-1.5dBm | |
光許容損失 | 10dB | 7.5dB | |
伝送距離目安 | 最大15km※1 | 最大550m | |
局間接続台数 | 最大4台 |
- ※1本製品同士の接続に限ります。1000BASE-LX機器と接続する場合は5kmとなります。
価格表
形名 | 品名 | 標準価格(円) |
---|---|---|
DMC-1000SL-DC | CC-Link IE コントローラネットワーク光メディアコンバータ | 210,000 (税込231,000) |
CC-Link IE ControlはCC-Link協会の登録商標です。
注意事項
ご使用前に、「ユーザーズマニュアル」(X903101101)を必ずお読みくださるようよろしくお願いいたします。
使用上
- 指定電圧以外でお使いにならないでください。火災や感電、故障の原因となります。
- 濡れた手で電源ケーブルの抜き差しをしないでください。故障や感電の原因となります。
- 水につけたり、水をかけたりしないでください。漏電による火災や感電、故障の原因となります。
- 電源ケーブルを抜くときは、端子台のラッチを解除して抜いてください。
ラッチ解除せずに電源ケーブルを引っ張ると電線、端子台の損傷が発生し火災や感電の原因になることがあります。 - 使用上、煙・臭い・発火などの異常に気づいた場合、直ちに使用を中止し点検・修理に出してください。
取付上
- 本製品はユーザーズマニュアルに記載の環境仕様で使用してください。
環境仕様の範囲外でのご使用は、誤動作、製品の損傷あるいは劣化の原因になります。 - 本製品を直射日光の当たる所で使用しないでください。内部の温度が上がり誤動作の原因となることがあります。
- 本製品をほこりの多い所や油煙のあたる所で使用しないでください。誤動作の原因となることがあります。
- 本製品を不安定な場所または振動や衝撃の多い場所に置かないでください。
落下などにより、けがや故障の原因となることがあります。
配線上
- 配線作業は、必ず電源を外部にて全相遮断してから行ってください。
全相遮断しないと、感電あるいは製品の損傷の恐れがあります。 - 端子台への配線は,製品の定格電圧および端子配列を確認した上で正しく行ってください。
定格と異なった電源を接続する、あるいは誤配線すると、火災、故障の原因になります。 - 本製品内に、切粉や配線クズなどの異物が入らないように注意してください。火災、故障、誤作動の原因になります。
保守時
- 落としたり、ぶつけたりしないでください。製品の損傷、故障の原因となります。
- コネクタ部にはゴミなどが入らないようにご注意ください。
- 装置の分解、改造はしないでください。故障、誤動作、けがの原因となります。
廃棄時
- 製品を廃棄するときは、産業廃棄物として扱ってください。