当社の取組み
DX
DX推進
近年、デジタル技術の進展により急速にビジネス環境も変化しています。お客様に接することの多い当社のビジネスにおいて、これまでエンジニア人材の育成・一流化を最重要サクセスファクタとして進めて来ましたが、加えて、業務デジタル化を発展させ、DX推進として、人材とDX両輪で今後進めていきます。
当社のDXは、デジタルガバナンス・コードを実践し、「守りのDX」と「攻めのDX」両面を同時に高度化していくことでより早く発展させていきます。
「守りのDX」・・・ネットワークから業務システムまでの領域を、ITとプロセス両面から全社で標準化し、効率化、経営の見える化を推進します。リモートワーク等ニューノーマル時代の働き方にも対応できるものとします。
「攻めのDX」・・・既存サービスの高度化、顧客接点の変革等により提供サービスの価値向上を推進し、事業力向上を図ります。推進するにあたっては、統合データベースを核とし、クラウドやAI等最新IT技術を活用し、ビジネスモデルの変革へと進めていきます。
全社ITの標準化推進による経営基盤強化
「本部別」「業務別」に個別・組合せで成り立っている「個別基幹システム」を刷新し、全社レベルで統合・標準化したERPシステム「新・基幹システム」として刷新。 標準化により、部門別・部門間での業務処理の「見える化」、「効率化」さらには「コンプライアンス」の課題を解決。今後「新・基幹システム」と顧客管理を行う「全社CRMシステム」を中核として継続改善をし、経営基盤の強化につなげていく。
時期 | 項目 | 内容 |
---|---|---|
2019年11月 | 新・基幹システム先行稼働 | 一部の部門を対象とし、試行運用開始 |
2021年1月 | 新・基幹システム全面稼働 | 先行稼働に改善を加えた上で、全社統合標準ERPシステム「新・基幹システム」として全面稼働を開始 |
2023年5月 | 全社CRMシステム (営業領域)稼働 |
全社共通の顧客管理・商談管理システムとして、全社CRMシステム(営業領域)稼働開始 |
クラウドサービスの優先的活用
クラウドファーストの方針の元、クラウドサービスを優先的に活用することで、社内外との情報共有の効率化、従来の手作業による業務からの脱却を実現。
時期 | 項目 | 内容 |
---|---|---|
2018年9月 | OA業務用クラウドサービス利用開始 | メール、チャット、情報共有等のクラウドサービスを全社に導入し、社内外との情報共有、コミュニケーション効率化に寄与。在宅勤務やリモート営業等、コロナ禍における働き方改革に大きく貢献 |
2020年11月 | PssS、IaaSサービス クラウド利用開始 |
オンプレサーバからクラウドへシフトを推進中。運用コストの削減に寄与 |
2021年8月 | 顧客管理用クラウドサービス利用開始 | 全社標準のCRM導入に向けて検証を開始 |
2023年5月 | 全社CRMシステムをクラウドサービス上で稼働開始 | 全社標準のCRMシステムを業界標準のクラウドサービス(SaaS)上で稼働開始 |
2023年10月 | 修理対応システムをクラウドサービス上で稼働開始 | お客様からの修理を受け付けるコールセンターや、修理を行うサービスステーションのシステムをクラウドサービス(SaaS)上で稼働開始 |
IT新技術の積極的活用
新技術を積極的に活用することにより、業務効率化、ニューノーマル時代の働き方改革を推進。また、今後、BI活用および予測系AI、生成系AIの導入を推進し、経営の見える化と事業革新、そしてビジネスモデルの変革へとつなげていく。
時期 | 項目 | 内容 |
---|---|---|
2019年 6月 | 電子帳票システム導入 | 手書きからデータ変換の自動化 |
2019年 6月 | RPA導入 | 手作業で実施していた業務をデジタル化 |
2019年11月 | BIシステム導入 | 基幹系データをBIデータベースとして集約。このデータを多角分析することで、これまでのEXCELを中心とした人手による分析から大幅に時間を削減 |
2019年11月 | AIチャットボット導入 | 社内システムサポートデスクにAIチャットボットを活用。問合せ業務の効率化を実現 |
2021年 1月 | ワークフロー導入 | コンプライアンス強化およびペーパーレスによる紙資源の削減に寄与 |
2022年10月 | 予測系AI試行開始 | 予測系AIを修理業務の効率化や、経営数値の予測に活用する試行を開始 |
2023年9月 | 生成系AI導入 | 生成AIサービスを導入し、日常業務の効率化を推進 |
DX推進体制
全社一丸でのDX推進のため、本部別に存在していたIT部門を「IT統括部」として社長直轄の部門として
集約し設立。
時期 | 項目 |
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2017年 4月 | 全社経営基盤強化目指し、個別に存在していた社内システムを全社標準として再構築するためのプロジェクト「新・基幹システム構築プロジェクト」を社長直轄プロジェクトとして設立 |
2020年12月 | 「2023中期経営ビジョン 〜SC創立60周年 持続的な成長と質の高い経営を目指して〜」の中で、経営基盤強化として、DXへの取組みの方向性を取り纏め |
2021年 4月 | 本部別に分散していた情報システム部隊を、「IT統括部」として社長直轄の部門として集約し設立し、 DX推進体制を強化 |
2023年4月 | 各支社に現場業務をITによって効率化することを進めるITキーパーソンを配置 |
DX人材
三菱電機グループは、2025年度に向けた中期経営計画において、経営基盤の強化とDXの推進等による統合ソリューションの提供拡大により、脱炭素化への対応等、活力とゆとりある社会の実現へ貢献することを掲げています。この実現にあたっては、多様な価値観・能力を有する人材の採用・育成が極めて重要と考えており、それを受け当社でも以下の取組を重点的に実施していきます。
(1)人材投入
毎年新卒および経験者採用を継続し、事業強化に向けて必要な人材確保・投入を行います。
(2)人材育成
組織を活性化し、事業を拡大し、企業が発展し続けていくためには、何よりも“人”の力が欠かせません。そのため、三菱電機システムサービスは、階層別で充実した育成メニューを用意するなど、豊かな人間性を持った人材づくりに力を入れています。常に問題意識を持ち、環境の変化や技術革新に対応でき、いかなる環境下においても自ら考え、自己の持てる能力を最大限に発揮できる。それにより、働きがいと成長の喜びを感じられる人へ。私たちは、そのような人を育てられる人材育成策を構築し、展開しています。
専門技術だけではなく、全ての社員がITによる業務改善を行えるようなITツールの社内講習会も開催します。
(3)職場風土
従業員が安心していききと働ける職場環境の実現に向けた諸施策として、従業員エンゲージメントの向上や、職場環境改善、多様性推進などを遂行します。
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