当社の取組み
サステナビリティ
SDGsへの取組み
三菱電機グループでは、企業理念にある「活力とゆとりある社会」を実現するため、「事業を通じた社会課題解決」と「持続的成長を支える経営基盤強化」の2つの面から、5つのマテリアリティ(重要課題)を特定し、SDGsへの貢献に取り組んでいます。
当社においては、5つのマテリアリティの内、特に「@持続可能な地球環境の実現」、「A安心・安全・快適な社会の実現」、「Bあらゆる人の尊重」の3つの課題に取り組みます。具体的には、SDGsの目標達成に向けて、生活環境ファシリティー事業、FAソリューション事業、ビジュアル・コミュニケーション事業を通じて、カーボンニュートラル社会の実現や持続可能な産業化、住み続けられるまちづくり等の社会課題の解決と、社内の環境負荷低減や働きやすい職場づくり、貧困のない世界の実現に向けて活動を推進します。
※ FA:ファクトリーオートメーション
三菱電機グループのマテリアリティ
(重要課題)


重点的に取り組むSDGs
当社が取り組むマテリアリティ(重要課題)に対して、目標1、3、7、8、9、11、12、13、15を重点的に取り組むSDGsとし、それぞれの目標達成に向けて、活動を推進します。
| No | 重点的に取り組むSDGs | 当社の取り組み | |
|---|---|---|---|
| 1 | 貧困をなくそう | 歩く国際協力「Walk in Her Shoes」 キャンペーンを通じ、 貧困のない世界の実現を支援します。 |
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| 3 | すべての人に健康と福祉を | 従業員の健康づくりの活動を推進します。 | |
| 7 | エネルギーをみんなに そしてクリーンに |
カーボンニュートラル関連ソリューションの普及や社内環境負荷低減活動の推進により、再生可能エネルギーの拡大、エネルギー効率の改善に貢献します。 | |
| 8 | 働きがいも経済成長も | 生産性向上を目指したソリューション提案を通じ、働き方の変革を支援します。 社内業務の効率化により、働きやすい職場環境の実現に取り組んでいます。 |
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| 9 | 産業と技術革新の 基盤をつくろう |
FAによる持続可能な産業化を推進し、産業分野の発展に貢献します。 (FA:ファクトリーオートメーション) |
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| 11 | 住み続けられる まちづくりを |
被災時の迅速な情報伝達による対応支援や廃棄物の適正処理により、住み続けられるまちづくりに貢献します。 | |
| 12 | つくる責任つかう責任 | 製品のアフターサ−ビスを通じた廃棄物のリデュースの推進や適正管理・リサイクル化により、廃棄物の発生防止や削減に取り組みます。 | |
| 13 | 気候変動に具体的な 対策を |
カーボンニュートラル関連ソリューションや映像・通信関連システムの普及、社内環境負荷低減活動の推進により、気候変動の緩和と自然災害への対応能力の強化に貢献します。 | |
| 15 | 陸の豊かさも守ろう | 関係官庁、地域自治体・住民とのコミュニケーションを図りつつ、地域社会と調和して環境保全活動に参画し、生態系の保護や生物多様性の損失阻止に取り組みます。 | |
<事業を通じた社会課題解決>
(1) 製品アフターサービスの充実によるリデュースの推進
当社の事業基盤である製品アフターサービスの体制整備、技術教育、製品の長期使用化により、廃棄物の発生防止や削減を推進します。
| 関連事業 | 具体的な活動 | 活動状況 | ||
|---|---|---|---|---|
| 24年度実績 (24年4月〜25年3月) |
25年度計画 | 30年度目標 | ||
| 生活環境 ファシリティー事業 |
修理技術、品質の確保のための体制整備、技術教育の実施 | 社内修理技術講座の開催による体制維持と技術レベル向上の取組みを継続中。 | 社内修理技術講座の開催による体制維持と技術レベル向上に取組む。 | 修理対応のマルチ技術者の育成と増員。 |
| FAソリューション 事業 |
アフターサービスを通じた製品の長期使用化による廃棄物の発生防止や削減の推進 | 修理対応による製品の長期使用と廃棄物減少の取組みを実施中。 | 修理対応による製品の長期使用と廃棄物減少の継続。 | |
| ビジュアル・ コミュニケーション事業 |
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<事業を通じた社会課題解決>
(2) カーボンニュートラル関連ソリューションによる環境負荷低減
環境エネルギーソリューションとして、省エネ・創エネ・蓄エネ+エネルギー管理システムの普及により、再生可能エネルギーを拡大するとともにエネルギー効率を改善し、カーボンニュートラル社会の実現と気候変動の緩和に貢献します。
| 関連事業 | 具体的な活動 | 活動状況 | ||
|---|---|---|---|---|
| 24年度実績 (24年4月〜25年3月) |
25年度計画 | 30年度目標 | ||
| 生活環境 ファシリティー事業 |
創エネシステムの普及により、再生可能エネルギーを拡大、クリーンな環境づくりに貢献 |
CO2削減量 〔目標〕2,348kg-CO2/年 〔実績〕2,742kg-CO2 |
CO2削減量 〔目標〕3,714kg-CO2/年 |
CO2削減量 〔目標〕3,385kg-CO2/年 |
| 省エネ製品の普及促進によりCO2削減への貢献 (ヒートポンプ式以外からの更新が対象) |
CO2削減量 〔目標〕4,545t-CO2/年 〔実績〕6,778t-CO2 |
CO2削減量 〔目標〕5,697t-CO2/年 |
CO2削減量 〔目標〕4,232t-CO2/年 |
|
| トラック輸送削減、修理訪問回数縮減による排気ガス縮減への取組み | 修理一発完了について計画通り推移し、車両稼働回数の減少で推移。 | 修理一発完了で訪問件数を削減し、車両稼働回数を減少に取組む。 | ||
| サービス部品の汚損・個装劣化による廃却部品削減への取組み | 汚損・劣化部品の廃却数 目標(前年度比22.5%減)を達成。 | 汚損・劣化部品の廃却数(廃棄物削減) 前年度比5%減 | 汚損・劣化部品の廃却数(廃棄物削減) 前年度比5%減 | |
| 循環型ビジネスでお客様にメリットがあるフロン排出抑制法に基づいた点検管理の推進 | MELflo(フロン法点検支援・機器管理ツール)の導入促進に向け、計画超過達成。 | MELflo(フロン法点検支援・機器管理ツール)の導入を促進しフロン漏えい時の早期検知をサポート。 | 既設品への機器管理ツールを開発、導入し早期劣化検知サポート。入替促進に取り組む。 | |
| FAソリューション 事業 |
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| 再エネ管理システムSMART-LiCOの導入により運用管理の効率化を図り、CO2削減を推進 | CO2削減量 〔目標〕136kg-CO2 〔実績〕158.9kg-CO2 |
CO2削減量 〔目標〕149.6kg-CO2 |
CO2削減量 〔目標〕980kg-CO2 (24-30年度累計) |
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| ビジュアル・ コミュニケーション事業 |
映像・通信ソリューションの普及促進をとおして、業務効率化によるエネルギー削減への貢献 | CO2削減量 〔目標〕3,570t-CO2/年 〔実績〕4,949t-CO2 |
CO2削減量 〔目標〕4,373t-CO2 |
CO2削減量 〔目標〕40,121t-CO2 (24-30年度累計) |
<事業を通じた社会課題解決>
(3) FA(ファクトリーオートメーション)による持続可能な産業化の推進

環境に配慮した技術・産業プロセスの提案・提供により、資源利用効率の向上と持続可能な産業化を促進し、産業分野の発展に貢献します。
| 関連事業 | 具体的な活動 | 活動状況 | ||
|---|---|---|---|---|
| 24年度実績 (24年4月〜25年3月) |
25年度計画 | 30年度目標 | ||
| FAソリューション 事業 |
FAとITの連携技術を最大限に活用し、あらゆる機器や設備をIoTでつなぐ、スマート工場化を提案 【e-F@ctory理念に基づく最適ソリューションでスマート工場化を提案】 |
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| (a)自動化・省人化提案からのFA化拡大による産業発展への貢献 | 産業用ロボットや自動搬送ロボットを用いた自動化・省人化システムを順次導入中。 | 産業用ロボットや自動搬送ロボットを用いたシステムを導入し、自動化・省人化の貢献に取り組む。 | ||
| (b)見える化提案による生産分析、品質分析、トレーサビリティ、予知保全等で生産性向上を推進 | 当社SCADA「監視制御システムSA1-V」を順次導入中。 | SA1-Vシステムの導入による生産性向上を推進。 | ||
| (c)技術の進化に伴うエンジニアリング力強化で産業分野の発展に貢献 | 社内講座(OTセキュリティ、Wi-Fi最適設置、SA1-Vシステム構築),資格取得によるエンジニアリング力強化を推進中。 | 社内講座,資格取得によるエンジニアリング力強化を推進。 | ||
<事業を通じた社会課題解決>
(4) 被災時の迅速な対応・情報伝達による住み続けられる街づくりへの貢献

災害発生時の家電製品修復における迅速な対応や映像・通信関連システムの普及により、自然災害に対する適応能力を強化し、住み続けられる街づくりに貢献します。
| 関連事業 | 具体的な活動 | 活動状況 | ||
|---|---|---|---|---|
| 24年度実績 (24年4月〜25年3月) |
25年度計画 | 30年度目標 | ||
| 生活環境 ファシリティー事業 |
災害発生時、被災した家電製品の点検、修理、更新作業の迅速な対応 | 内閣府指定災害6案件(台風1件、大雨5件)での修理対応を100%実施完了。 | 内閣府指定災害案件での修理対応を100%対応。 | |
| ビジュアル・ コミュニケーション事業 |
道路・河川監視ソリューションの普及による災害対応支援、安心・安全の提供 | 道路・河川監視ソリューションを順次導入中。 | 道路・河川監視ソリューションを導入し、災害対応支援と安心・安全を提供。 | |
<事業を通じた社会課題解決>
(5) 働きやすい職場環境の実現

映像・通信関連システムの普及により、働き方の多様化に対応した働きやすい職場環境を実現するとともに、経済生産性の向上に貢献します。
| 関連事業 | 具体的な活動 | 活動状況 | ||
|---|---|---|---|---|
| 24年度実績 (24年4月〜25年3月) |
25年度計画 | 30年度目標 | ||
| ビジュアル・ コミュニケーション事業 |
テレワーク事例紹介による働きやすい職場環境の促進と維持 | Web会議/クラウドPBX導入による、働きやすい職場環境作りに向け、取組み中。 | Web会議/クラウドPBXを導入し、働きやすい職場環境の促進・維持に取り組む。 | |
<事業を通じた社会課題解決>
<持続的成長を支える経営基盤強化>
(6) 働きやすい職場作り

リモートワーク環境の整備、繁忙期の負荷分散やツール導入により業務効率化を推進し、仕事と生活のバランスが取れた働きやすく生産性の高い職場の実現や風通しのよい職場風土作りに取り組んでいます。また、従業員の健康づくりの活動を推進します。
| 関連事業 | 具体的な活動 | 活動状況 | ||
|---|---|---|---|---|
| 24年度実績 (24年4月〜25年3月) |
25年度計画 | 30年度目標 | ||
| 働きやすい職場作り | 生成AIによる業務効率化 | ChatAI利用率86%。 | M365Copilot、ChatGPTの活用による業務効率の改善。 | |
| デジタル携帯端末などの業務支援ツールによる業務効率向上 【新顧客管理システム導入による業務効率向上】 |
新顧客管理システムによる業務効率のさらなる改善に向け、バージョンアップを実施済み。 | 新顧客管理システムのバージョンアップによるさらなる効率化。 | ||
| 製品IoT化による生産性向上(製品IoT化とサービスツール活用による故障予知通知の仕組み導入) | サービスツールにおけるデータ閲覧機種にエアコン・冷蔵庫を拡大。 | サービスツールにおけるデータ閲覧機種の拡大。 (床暖・全館空調) |
製品故障を未然に検知し、故障前にお客様へ通知する仕組みの導入。 | |
| 社員のエンゲージメント(仕事と会社に対する誇り)向上活動 | エンゲージメント調査を11月に実施し、12月からプロジェクトを発足後、改善に向けて取組み中。 | エンゲージメント調査におけるワークライフバランスの把握と改善に取組む。 | ||
| コミュニケーション活性化のための各種施策の展開 | 「Thanks Point制度」の利用率向上に向けた施策を実施中。 | <Thanks Point制度利用率> 〔目標〕78%以上 |
<Thanks Point制度利用率> 〔目標〕88%以上 |
|
| 育児休職・育児目的休暇取得の促進、くるみん認定取得 | <男性の育児休職取得率> 〔実績〕73% |
<男性の育児休職取得率> 〔目標〕80%以上 |
<男性の育児休職取得率> 〔目標〕90%以上 |
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| 関連事業 | 具体的な活動 | 活動状況 | ||
|---|---|---|---|---|
| 24年度実績 (24年4月〜25年3月) |
25年度計画 | 30年度目標 | ||
| 働きやすい職場作り | 健康経営優良法人認定制度取得(健康づくり活動推進) |
MHP「いきいきワクワクACTION」にもとづく、「快食」「快眠」「快便」の達成率向上に向け、取組み中。 | 「快食」「快眠」「快便」の達成率 〔目標〕 「快食」:85%以上 「快眠」:60%以上 「快便」:70%以上 |
「快食」「快眠」「快便」の達成率 〔目標〕 「快食」:90%以上 「快眠」:80%以上 「快便」:80%以上 |
<事業を通じた社会課題解決>
<持続的成長を支える経営基盤強化>
(7) 国際協力活動への参画による貧困のない世界への貢献

国際協力活動「Walk in Her Shoes」に参画し、貧困状態にある人の割合を削減する活動を支援します。
| 関連事業 | 具体的な活動 | 活動状況 | ||
|---|---|---|---|---|
| 24年度実績 (24年4月〜25年3月) |
25年度計画 | 30年度目標 | ||
| 国際協力活動への参画 | 社会貢献活動として歩く国際協力「Walk in Her Shoes」に参加 |
〔目標〕参加者200名、 1日平均 8,000歩 〔実績〕参加者203名、 1日平均 8,884歩 |
〔目標〕参加者200名、 1日平均 8,000歩 |
〔目標〕参加者500名、 1日平均 8,000歩 |
<持続的成長を支える経営基盤強化>
(8) 社内の環境負荷低減と環境保全活動の推進

環境の法令・条例の遵守による地球環境の汚染防止に努めるとともに、電気使用量の削減や車両の燃費向上、廃棄物の適正管理・削減と再資源化率向上等の環境負荷低減活動を推進します。また、地域社会と調和して、生物多様性への配慮等、環境保全活動に貢献します。
| 関連事業 | 具体的な活動 | 活動状況 | ||
|---|---|---|---|---|
| 24年度実績 (24年4月〜25年3月) |
25年度計画 | 30年度目標 | ||
| 社内環境活動 | 省エネ機器への更新・業務効率化による電気使用量の削減 | 電気使用量 〔目標〕 2023年度比0.1%削減/年 〔実績〕 2023年同期比2.5%増 |
電気使用量 〔目標〕 2024年度比0.1%削減/年 |
電気使用量 〔目標〕 2025年度比0.5%削減/年 |
| ハイブリッド車・ディーゼル車導入による車両の燃費向上 | 燃費 〔目標〕 2023年度比0.5%向上/年 〔実績〕 2023年同期比2.0%向上 |
燃費 〔目標〕 2024年度比0.5%向上/年 |
燃費 〔目標〕 2025年度比2.5%向上/年 HV車導入促進。 |
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| 省エネ機器への更新・業務効率化による電気使用量の削減、およびハイブリッド車・電気自動車導入による車両の燃費向上による自社排出CO2(カーボンニュートラルScope1,2)の削減 | CO2排出量 〔目標〕 2013年度比▲44%、2,529ts-CO2以下 〔実績〕 2,152t-CO2以下 |
CO2排出量 〔目標〕 2013年度比▲72%、2,014t-CO2以下 |
カーボンニュートラル (CO2排出量実質ゼロ)、 0t-CO2 |
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| 廃棄物の分別・適正管理による再資源化率向上 | 廃プラリサイクル率 〔目標〕 91%以上/年 〔実績〕 94.1%/年 |
廃プラリサイクル率 〔目標〕 92%以上/年 |
廃プラリサイクル率 〔目標〕 97%以上/年 |
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| フロン取扱いテキストの充実と教育継続によるフロン大気放出ゼロ化 | フロン大気放出への影響について、社内教育で過去発生事例の教育を実施中。 | フロン大気放出防止に向けた社内教育及び注意喚起を実施中。 | ||
| 地域社会の環境保全活動への参加 | 地域清掃活動参加件数 〔目標〕 8件/年以上 〔実績〕 全社8件 |
地域清掃活動参加件数 〔目標〕 8件/年以上 |
NPOや行政等と連携した 地域の社会貢献活動企画 〔目標〕 1回/年以上 |
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その他の会社情報コンテンツ
OTHER CONTENTS
