電気設備機器は、長時間使用していると使用中に被る種々のストレスや経年的な劣化などにより、その機器の電気的性能や機械的性能が低下して、使用上の信頼性や安全性が維持出来なくなります。電気設備の信頼性向上、電気の安定供給のため現行機種へのリニューアルをおすすめいたします。お客様の大切な設備を、これからも引き続きご使用いただけるように、予防保全からリニューアルまでトータルサポートいたします。
予防保全およびリニューアル内容
予防保全
- メーカ推奨の点検表に基づき、より細部にわたった重要ポイントを点検・調整いたします。
- 現状機器の状態等を考慮し、点検・更新・診断等の予防保全計画書を提案いたします。
- 高圧機器の絶縁物余寿命診断(MT法)により計画的に点検・更新を提案いたします。
リニューアル
- 三菱電機製品はもちろん、他社製品のリニューアル工事も対応いたします。
- 現行機種を中心に最適機種を選定し、安全性・信頼性の確保・向上を図ります。
- 各種自動化・監視機能付きシステムの導入など付加価値も提案いたします。
MT法による絶縁物余寿命診断内容
MT法による高圧機器の余寿命推定診断内容
- お客様の大切な高圧機器の絶縁物表面に付着したイオンや変色の中から、絶縁物の劣化に大きく関係するイオンの量や色差を測定します。(現地作業)
- 測定したデータに湿度の影響を加味し、絶縁物の材質や形状・使用条件(電圧・周波数)から放電閾値を求め、余寿命を推定します。(パソコンによる解析)
- ※
- MT法とは、「マハラノビス・タグチシステム」と呼ばれる品質工学の変量解析/パターン認識手法です。
この高圧機器の絶縁物は、あと○○年で寿命となりますと余寿命年数を定量的に推定し報告します。
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- 現状の使用環境での推定値ですので使用環境が変化すると推定値も変化します。(保証値ではありません)
高圧真空遮断器(VCB)リニューアル
ポイント
- 更新用アダプタパネルやパネルカットにより、異なる取付サイズの機種にも対応。
- 点検時の絶縁物余寿命診断により余寿命年数を推定し、計画的な更新をご提案。
MELVAC/VF-13Bパネル取付形(手動操作)をMELVAC/VF-13Dシリーズへ置換え
MELVAC/VF-13Bパネル取付形(電動操作)をMELVAC/VF-13Dへ置換え
MELVAC/VF-13A引出取付形(電動操作)をMELVAC/VF-13Dシリーズへ置換え
高圧真空電磁接触器(VMC)リニューアル
MELVAC/VZ-Cコンビネーションユニット固定形をMELVAC/VZ-Dシリーズへ置換え
ポイント
- 更新後のVMCへ入れ替え。
- 制御回路プラグ位置変更。
屋内用負荷開閉器(LBS)リニューアル
SCT-SBをSCT-Eシリーズへ置換え
ポイント
- 目視点検等により劣化、放電痕を確認し、LBSを更新。
高圧受配電用保護継電器リニューアル
過電流保護継電器(OCR)、地絡継電器(DGR)をMELPRO-Aシリーズへ置換え
ポイント
- OCRは1要素から2要素収納品に更新し、不使用になった穴はブランクカバーを取付。
- 取替え後リレー試験実施。
自動力率調整装置リニューアル
MICAM-VARⅢをVAR-6Aへ置換え
ポイント
- 更新用パネルを作成し、異なる取付サイズの機種にも対応。
力率調整用コンデンサ・リアクトルリニューアル
ポイント
- 自動力率調整装置の更新に合わせ、力率調整用コンデンサ、リアクトルを更新。
デマンド監視・制御装置リニューアル
DM-300PをDM-100CPWへ置換え
ポイント
- 必要に応じ、更新用デマンド盤を作成し、異なる取付サイズの機種にも対応。
- 制御回路の追加、変更にも対応。
集中自動検針システム検針カウンタリニューアル
検針カウンタB-MPX24をB-MPX24Bへ置換え
ポイント
- 機器の老朽化による更新。
- 検針システムの更新にも対応。