Ethernet/入出力タイプ
Ethernet設定
接続するシーケンサまたはパソコンに合せて、親局のEthernetパラメータを設定してください。

※1. IPアドレスの末尾に「0」や「255」を使用しないでください。
シーケンサのEthernet(SLMP)通信設定例
Ethernetインタフェースユニットの場合
@「PCパラメータ」にて、入出力割付を設定してください。A「ネットワークパラメータ」→「Ethernet/CC IE/MELSECNET」にてネットワークパラメータを設定してください。
・「動作設定」にて、下記項目のチェック及び“IPアドレス設定”にてIPアドレスを確認または設定をしてください。
項目 | 設定内容 |
---|---|
交信データコード設定 | バイナリコード受信 |
イニシャルタイミング設定 | 常にOPEN待ち(STOP中交信可能) |
IPアドレス設定 | 192.168.10.3 ※1 |
送信フレーム設定 | Ethernet(V2.0) |
TCP生存確認設定 | KeepAliveを使用 |
RUN中書込を許可する | チェック有り |
・「オープン設定」にて、下記項目を設定してください。
項目 | 設定内容 |
---|---|
プロトコル | TCP |
オープン方式 | Fullpassive |
固定バッファ | 送信 |
固定バッファ交信手順 | 手順あり |
ペアリングオープン | ペアにしない |
生存確認 | 確認しない |
自局ポート番号 | C100 |
交信相手IPアドレス | 192.168.10.2 ※1 |
交信相手ポート番号 | C000 |
・「局番<->IP関連情報」にて、下記項目の設定及び“ネットマスクパターン”にてサブネットマスクの確認または設定をしてください。
項目 | 設定内容 |
---|---|
局番<->IP関連情報設定方式 | 自動応答方式 |
CPU/Ethernetインタフェース一体型ユニットの場合
@「PCパラメータ」の「内蔵Ethernetポート設定」にて、下記項目のチェック及び“IPアドレス設定”にてIPアドレスを確認または設定をしてください。
項目 | 設定内容 |
---|---|
IPアドレス設定 | 192.168.10.3 ※1 |
交信データコード゙設定 | バイナリコード受信 |
RUN中書込を許可する | チェック有り |
A「内蔵Ethernetポート設定」の「オープン設定」にて、下記項目を設定してください。
項目 | 設定内容 |
---|---|
プロトコル | TCP |
オープン方式 | MCプロトコル(SLMP) |
自局ポート番号 | C100 |
詳細は三菱電機(株)のマニュアル「MELSEC-Q/L MELSECコミュニケーションプロトコルリファレンスマニュアル」(マニュアル番号:SH-080003)をご参照ください。
親局の設定
A接続するシーケンサのIPアドレスの上位3桁目と合せてください。番号が異なると通信できません。
B接続するシーケンサのIPアドレス及びTCPポート番号を入力します。
パラメータ分類 | パラメータ番号 | 内容 | 設定値 | |
---|---|---|---|---|
自局Ethernet通信パラメータ | P122_iP1 | 自局IPアドレス | 192 | A |
P122_iP2 | 168 | A | ||
P122_iP3 | 10 | A | ||
P122_iP4 | 2 ※1 | |||
P122_Pt | 自局TCPポート番号 | C000 | ||
P123_Sb1 | サブネットマスク | 255 | ||
P123_Sb2 | 255 | |||
P123_Sb3 | 255 | |||
P123_Sb4 | 0 | |||
交信相手Ethernet通信パラメータ | P401_iP1 | 交信相手IPアドレス | 192 | B |
P401_iP2 | 168 | B | ||
P401_iP3 | 10 | B | ||
P401_iP4 | 3 ※1 | B | ||
P401_Pt | 交信相手TCPポート番号 | C100 | B | |
P407_st | ビット入力開始番号 | 100 ※2 | ||
P408_st | ビット出力開始番号 | 100 ※2 | ||
P409_st | ワード入力開始番号 | 100 ※2 | ||
P410_st | ワード出力開始番号 | 200 ※2 |
その他のパラメータは初期値で通信可能です。通常P402〜P405の設定は変更しないで下さい。
- ※1IPアドレスの末尾に「0」や「255」を使用しないでください。
- ※2同一シーケンサに他のクライアントユニットが接続されている場合、他ユニットで使用されていないデバイスエリアを割り当て、設定して下さい。重複した場合は、他ユニットに書換えられ、正しいデータ交信ができません。
Ethernetパラメータ設定についての補足
サブネットマスクが255:255:255:0設定(2進数で、11111111:11111111:11111111:00000000)の場合、IPアドレスXXX:XXX:XXX:YYYのX部がネットワークアドレス(共通)、Y部がホストアドレス(個有)になります。
IPアドレスのX部は、同一ネットワークで一致させる必要があります。IPアドレスのY部、同一ネットワークで重複しないよう設定する必要があります。
実運営上(特に同一ネットワーク内で他のEthernet機器と一緒に当社ユニットを使用する場合)はネットワーク管理者に確認のもと、Ethernetネットワークに接続されるユニットのIPアドレス、TCPポート番号、サブネットマスクを設定してください。
IPアドレスのX部は、同一ネットワークで一致させる必要があります。IPアドレスのY部、同一ネットワークで重複しないよう設定する必要があります。
実運営上(特に同一ネットワーク内で他のEthernet機器と一緒に当社ユニットを使用する場合)はネットワーク管理者に確認のもと、Ethernetネットワークに接続されるユニットのIPアドレス、TCPポート番号、サブネットマスクを設定してください。