429MHz帯無線ユニット
「SWL11シリーズ」
429MHz無線ユニット SWL11シリーズ
電波到達範囲内であっても何らかの障害により一時的に通信できなくなる場合があります。
通信が切れては困る場所には無線はご使用になれません。また通信が切れても機械の安全が保たれるよう、リミットスイッチを設ける等のシステム設計をお願いします。
通信が切れては困る場所には無線はご使用になれません。また通信が切れても機械の安全が保たれるよう、リミットスイッチを設ける等のシステム設計をお願いします。
特長

長距離通信ができる
- 従来の当社無線ユニットに比べて通信距離2倍を実現しました。

※1: アンテナの設置環境によって通信距離は変動します。
※2: 長距離モードの場合、通信速度が低下します。
中継機能で通信距離を延長できる
- 中継局を使用することで通信距離を延長できます。最大2台まで中継可能です。

簡易スペクトラムアナライザ(※3)機能搭載
- 専用の計測器がなくても周囲の電波使用状況を可視化できます。

※3: スペクトラムアナライザとは無線の周波数と電波強度を測定する装置です。
電波強度が分かる
- 設置時にステータスモニタで受信電波強度の表示が可能。パソコンがなくても電波状態を確認できます。

アンテナが選べる
- 使用用途や設置環境に合わせてアンテナが選べます。

スプリングクランプ端子台採用
- 圧着端子や圧着工具が不要。配線作業を軽減できます。
- 故障時の機器交換もスムーズに行えます。

仕様
■一般仕様
項目 | 仕様 |
---|---|
使用周囲温度 | 0〜+55℃ |
使用周囲湿度 | 5〜95%RH(結露しないこと) |
保存周囲温度 | ‐10〜65℃ |
保存周囲湿度 | 5〜95%RH(結露しないこと) |
電源電圧 | DC12/24V |
消費電流 | 50mA以下(DC24V時) |
定格電力 | 1.2W |
耐ノイズ | シュミレータノイズ500Vp-p, ノイズ幅1μs ノイズ周波数45Hz のノイズシミュレータによる |
耐振動 | 周波数10〜150Hz 加速度9.8m/s2 掃引回数X、Y、Z方向 各20回(1回8分間) |
耐衝撃 | 加速度200m/s2 衝撃回数X、Y、Z方向 各1000回(2回/sec) |
使用雰囲気 | 塵埃・腐食性ガスのないこと |
外形寸法(アンテナ除く) | 83(H)×110×(W)×40(D)mm |
質量(アンテナ除く) | 約220g |
■無線仕様
項目 | 仕様 |
---|---|
無線準拠規格 | ARIB STD-T67 |
通信方式 | 双方向通信:ポーリング 単方向通信:ブロードキャスト |
通信トポロジ | ツリー |
使用周波数帯 | 429.2500〜429.7375MHz(12.5kHz間隔) |
周波数チャネル | 40チャネル |
チャネル切り替え方式 | 固定/自動(MCA) |
空中線電力 | 0.1mW、 1mW、 10mW(パラメータで切替) |
通信速度 | 通常モード:2400bps 長距離モード:480bps |
通信距離(10mW 時)(※4) | 通常モード 屋内: 最大100m(見通し)、 屋外: 最大1,000m(見通し) 長距離モード 屋内: 最大200m(見通し)、 屋外: 最大2,000m(見通し) |
応答時間(※4) | 通常モード 双方向通信: 約500ms(1:1、中継局なし) 単方向通信: 約300ms 長距離モード 双方向通信: 約2500ms(1:1、中継局なし) 単方向通信: 約1500ms |
誤り制御 | CRC エラー検出(エラー時はデータ破棄) |
最大中継台数 | 2台 |
- ※4:中継なし時の値です。通信距離はアンテナの設置状況により変動します。
■入力仕様
項目 | 仕様 |
---|---|
429MHz帯無線I/Oユニット(SWL11-TR08) | |
入力形式 | DC入力(プラスコモン/マイナスコモン共用タイプ) |
入力点数 | 8点 |
絶縁方式 | フォトカプラ絶縁 |
定格入力電圧 | DC12/24V(+10/-15%、 リップル率5%以内) |
定格入力電流 | DC12V時: 約3mA、 DC24V時: 約7mA |
ON 電圧 / ON 電流 | 8V 以上 / 2mA 以上 |
OFF 電圧 / OFF 電流 | 4V 以下 / 1mA 以下 |
入力抵抗 | 約 3.3kΩ |
コモン方式 | 8点1コモン(コモン端子:TE9) |
動作表示 | ON表示(LED) |
■出力仕様
項目 | 仕様 | |
---|---|---|
出力形式 | トランジスタ出力(シンクタイプ) | |
出力点数 | 8点 | |
絶縁方式 | フォトカプラ絶縁 | |
定格負荷電圧 | DC12/24V(+10/-15%) | |
最大負荷電流 | 0.1A/1点 0.8A/ 1コモン(LIVE信号は除く) | |
サージキラー | ツェナーダイオード | |
外部供給電力 | 電圧 | DC12/24V(+10/-15%)(リップル率5%以内) |
電流 | 0.01A(DC24V 時)(MAX全点 ON) | |
コモン方式 | 9点1コモン(エラー出力信号1点含む) | |
動作表示 | ON表示(LED) |
システム構成例
単方向通信

メリット
・複数の子局へ一斉に送信できます。
・双方向通信に比べ速く信号を送れます。


双方向通信

メリット
・ON/OFF信号を双方向に送信できます。
・送信した信号のアンサーバックや双方向からの制御信号の無線化に使用できます。


注意事項
本製品のご使用前に、必ずお読みくださるようよろしくお願いいたします。
- 本製品は電波で通信するため、周囲の環境や使用方法により、通信が一時的に途切れることがありますので、人命や他の機器・装置に損傷を与えるおそれのある二次的障害に対する責任は負いかねます。
- 本製品を組み込まれた機器の動作、性能、信頼性等の二次的障害に対する責任は負いかねます。
- 本製品の電波により、誤動作するおそれがある機器の近くでは使用しないでください。
- 通信性能は周囲の環境の影響を受けますので、あらかじめ通信テストをしてお使いください。本製品の電源は、必ず規定範囲内でご使用ください。また電源の短絡、逆接続は発熱や破壊の恐れがありますので絶対にしないでください。
- 配線は電源をOFFしてから行ってください。
- 直射日光があたる場所、湿度の非常に高いところでは使用しないでください。
- 本製品は防塵、防水、防滴構造ではありません。ホコリや油煙や水がかからないようにしてください。また、ケース内部に水や異物が入った場合は機器の使用を中止してください。
- 本製品を落下したり、強い衝撃を与えたりしないでください。
- 結露(寒い所から急に暖かい所に移動させる等)させないでください。
- 酸、アルカリ、有機溶剤、腐食性ガス等の影響を受ける環境では使用しないでください。
- アンテナは曲げたり、折ったりしないでください。アンテナの周囲の金属物は通信性能に大きく影響します。
できるかぎり金属物からはなして設置してください。
また、アンテナ金属部は静電気による内部回路破損の恐れがありますので素手で触れないようにしてください。 - 本製品は、電波法に基づく無線機器として、技術基準適合証明(利用に関して、お客様の免許申請等の手続きは不要)を受けています。
必ず次のことを守ってお使いください。
・分解、改造をしないでください。分解、改造は法律で禁止されています。
・本製品は、国内電波法にもとづく仕様となっておりますので、日本国外では使用しないでください。 - 本製品を複数セット近接させて設置する場合、無線製品の受信特性により互いに干渉する可能性がありますので注意してください。
- アンテナと無線ユニットの組合せにより技術基準適合証明を取得しているため、
対応機種の異なるアンテナや他社製品のアンテナとの組合せは行わないでください。