工作機械監視ソリューション(iQ Monozukuri 工作機械工具摩耗診断連携)
iQ Monozukuri アプリケーションの各種データを SA1-Ⅲで統合管理し、加工ライン・工作機械のトータル監視を実現。各工作機械のサイクルタイムを監視、最適化することにより、エネルギー生産性が向上します。

工作機械監視ソリューション
① iQ Monozukuri 分析トレンド(加工波形/摩耗傾向)
② SA1-Ⅲ 省エネ支援(原単位分析)
③ Power BI(オーバービュー/稼働状態/OEE分析/特微量分析)
④ SA1-Ⅲ 生産分析(生産進捗/稼働監視/要因分析)
金属加工にかかるコストを総合した指標で見える化
加工準備、加工中、工具交換、待機別のエネルギーをきめ細かく収集。
エネルギー割合:NCドライブ 35%
周辺機器 65%
工作機械工具摩耗診断 |
省エネ支援 |
摩耗状態(傾向)から寿命限界まで工具を使用することで、交換回数を大幅削減します。 |
NCドライブ及び周辺機器(潤滑供給ポンプ、クーラント等)も含めたエネルギーを収集。原単位を表示させ、エネルギーロスを見つけます。 |
原単位グラフ |
工具摩耗診断で工具寿命到達前に交換を実施
正常状態との差異<いつもと違う状態>を検知することにより、工具欠損・摩耗や 加工不良(品質不良)を検知します。また、機械学習で自動生成した予測モデルに より加工データ毎に品質(加工寸法・面粗度など)予測が可能です。
アドバンストデータサイエンスツール【別売】 |
高速ロギングデータ分析(分析トレンド) |
加工データからAI(機械学習)で、品質出来栄えを予測 抜き取り検査による漏れ抜けを機械学習の予測モデルで、加工毎の出来栄え検査を自動で実施します。 |
工具摩耗診断情報から工具の摩耗傾向・加工時波形をSA1-Ⅲの分析トレンドで解析。 上下限を元にした異常判定を実施し、異常時の波形を表示します。 |
出来栄え予測性能の検証画面 |
分析トレンド画面 |
OEE 等の指標をPower BI(KPI ダッシュボード)で表示
主要メーカ※1や機種毎の接続方法を標準化し、稼働監視に必要な情報
をダッシュボードで表示します。
工作機械ライン別 / 設備別 OEE※2を可視化することで、ボトルネックの把握と対策が可能になります。
- ※1
- FANUC、オークマ、三菱電機など国内メーカ70% 網羅
- ※2
- OEE(Overall Equipment Effectiveness):設備総合効率。生産設備の稼働効率に関する階層化された指標。
カスタマイズ対応
Power BI(KPIダッシュボード)
SA1-Ⅲで収集したデータを元に、工作機械の稼働監視に必要な情報を生産現場に提供します。 下記画面以外にもSA1-Ⅲで収集データからお客様の管理手法に合わせた画面をカスタマイズします。
メンテナンス時期を通知
設備の異常を収集し過去の類似異常との比較することで、復旧早期化を実現します。
装置や装置にまつわる消耗品のメンテナンスを通知することで、故障頻度最小化を実現します。
工具欠損診断 |
故障診断/予防保全 |
切削加工中のIoTデータを抽出することで工具折損の微変を捉え、異常を検出。 |
工作機械の警報パターンから要因分析し処置方法を提示。工作機械で使用される工具、フィルタ等の装置の構成部品のメンテナンス時期を通知します。 |
診断一覧 |
生産実績、稼働状態をリアルタイム表示
加工機にアクセスし、製造実績や稼働状況を自動収集。各工程での実績・装置状態を把握することで品質の安定化をおこないます。